Page 170 - 権五石会長の人生のエッセイ J-Full
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私たちには指導者論が必要であり、国民の目標が必要だ。
政治、社会、経済、文化、宗教の分野できちんとした指導者が出てこそ、大韓
民国が生きる。 どんな分野でもすべて指導者がいるべきで、その指導者は指向
しようとする目標が明確にすべきだ。 中国は毛沢東、登蘇平という傑出した指
導者がいて、アメリカはジョージ·ワシントン、イギリスはエリザベス1世、フラ
ンスはシャルル·ド·ゴールなど歴史に大きな足跡を残した立派な指導者が多かっ
たのに、なぜ我が国の指導者たちは専科者でいっぱいなのか? これからはこの
悪の輪をすべて断ち切るべきだ。 メビウスの帯のように、復讐はまた別の復讐
を生み、血は血を呼ぶ。 「汝の敵を愛せよ。」という聖書の言葉に戻ろう。
私の中の指導者はイエス様であり、私の目標はイエス様に似ていこうとする生
だ。 苦難は私に有益であり、義のために迫害される人々は、幸いであると話さ
れた。世界で自殺率1位、離婚率1位、各種恥ずかしい事件、世界で最も子供を
産まない国、全世界で唯一、出生率が小数点単位に墜落した国。 大韓民国の現
実を人口統計学者たちが物語っている。
私は生涯、公と私を学び、私的よりも公的にすべてを賭けた。
公をなすために私はすべて捨てた。 そして、今は言う。
「これ以上我が祖国、大韓民国が崩壊するのを見るのはやめましょう。」
世界で自殺率が最もない国、離婚率がない国、子供をたくさん産みたいし、よ
く育てたい国、夢と希望があって幸せがあり、愛に満ちた大韓民国を、私たち
皆が一緒に作っていくべきだ。
指導者には指導者論が必要であり、国民には目標が必要だ。
私たちは今、誰かを殺し合い、傷つけ合い、復讐することを中断し、互いに愛
し合い、許し合い、未来に向かって進むべきだ。 その道だけが大韓民国の未来
だ。もはや無意味な「血の粛清」を止めるべきだ。 それが私が63年間の人生を
通じて学んだすべてだ。
「自分だけのための勉強は
何の役にも立ちません。 今 「私たちが勉強することは
までは自分のために学び、 私のためではなく、他人に
身につけながら生きたなら、 施すために勉強することで
今後残りの人生は他人のた す。
めに施しながら生きましょ
QR う。」
「みんなで勉強しましょう、大韓民国と世界平和のための明日のために。」
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