Page 68 - 権五石会長の人生のエッセイ J-Full
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彼らは苦しみたくても苦しめないという気がして、生きているということに
対して、それも痛くなく健康に生きていることに対して感謝するようになり、
私もあのようにいつかは埋もれるだろうと思っていると…
「そう。何かいいことをして行こう。」という考えをもう一度する。
神様に呼ばれたらすぐにでも行かねば···
「そうだ、欲張らない。 「出世もしない。」
「金儲けしない。」
「人間らしく生きよう。」
「出世させる人になり、金儲けさせる人になろう。」
という気がして、生きていることに感謝する時が本当に多い。
三つ目の登山
三つ目、すべてがとても混乱して
何かを決めなければならない時は登山をする。
それは私の傲慢さをくじくためのものだ。
登山をする時、初めは市場のように多くの人がいる。
そしてあれこれとたくさんの音が聞こえる。
しかし、山を登っていくと、段々と人々の声は消え、
最後は頂上に一人になり、頂上に立つと誰の声も聞こえてこない。
誰でも、どの分野でも、頂上に立つと低いところの音を聞けない。
山頂、 木の枝の先、事業の頂上、そのどこにも自分だけがいて、
頂上に立つと寂しくなる。
私は5つの団体をはじめ、数多くの団体の会長を務めた。
そして周りの多くの方々が私に政治をするようにと勧めた。
しかし、私はそのすべてを拒否した。
QR
その理由は頂上に立った時の寂しさを知っているからだ。
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