Page 132 - 権五石会長の人生のエッセイ J02
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団体活動と協同組合。奉仕する時は知らなかった。

               私が好きでしたので、なにがどうだとか言えなかったし、

               ところが世の中に無料はないようだ。
               団体活動をしながら、協同組合活動をしながら、集まると生きて散れば死ぬと

               いう原理を正確に知ることになった。

               そして、リーダーがどれほど重要なのかに気付いた。


               協同組合でも団体活動でも、すべてが順番になっていなければならず、
               規定がなければならず、これがまさに母法である。言い換えれば定款なのだ。

               集まった人々が約束をするのだ。

               私たちの隊長はこのように選び、私たちはこのような事業をして、
               また私たちはこのようなことをするのにそこに働ける総会があり、

               理事会があり、何があってそれによって重要な決定は総会で行い、

               その後、業務上の決定は取締役会で行います。
               そして会員の資格はこうして、

               また目的事業はこう取り、そしてこうして生じた利益はどうしよう、

               こんなことをとても細かくまとめておいたのが定款であり、
               もしそこで問題が生じたらこうしてやりましょう… 。これが定款です。


               だからこういう団体を導いていくためには頭頭がなければならず、リーダーが

               なければならず、隊長がなければならないのにこの人が遺告したときどうする

               のか、そんな時はこうしてこうして役員を抜こうと、
               そして生じた問題、そして後でこれがうまくいくかどうかに関係なく、

               個人も人格体ですが、団体も人格体であり、法人も人格体であるように、

               これを解散するときはこうして全員が解散手続きを踏むようにしよう。
               こういうことを全て規定にして、みんなが同意のもとに作ったのが

               定款なのだ。


               私は一生の間このような定款を作り、人々を協力に導き、

               人々の衆智を集め、このような仕事を一生してきたので、
               新しい市場を見ることもでき、その新しい市場の新しい収益源を生み出す

               ことも見たが、ある個人は弱いが集まると強くなることが分かった。

               「女性は弱いが母は強い」というこの言葉の意味を理解することになったのだ。
     QR




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