Page 137 - 権五石会長の人生のエッセイ J-Full
P. 137
このすべてが汗を要求しているのが機会であり、望まない状態が近づいてくる
のが危険なのだ。
そのため、危機に見舞われた時、汗を流して危険が近づくことを防ぐことが必
要だ。
賢い人はその時期を活用してより良い機会を作る、災い転じて福となす契機に
する。 それで実は私は危機を楽しむ。
近づく危機について心配しているからって、来るものが来ないだろうか???
私は生を通じてそれを学んだ。
苦痛と苦悩の生を通じて危機管理の能力を学んだ。
いつどこで、どんなことが発生しても、今はますます淡々となりそうだ。
空腹を学び、悔しさを学び、濡れ衣を着せられたりもした。
一銭もなしに一週間ご飯を抜いたし… 溺れた人を救い出したら、包みを返せと
… とんでもない苦痛も受けてみたし、貧しい人を助けて悔しく濡れ衣も着せら
れた。
最初は本当に死にたい気分だった。
自殺する人の心情が理解できた。
その段階まで至ってみる、ある程度、生について話せるようになった。
危機 = 危険 + 機会
危機は危険と機会が伴う!
QR
137