Page 192 - 権五石会長の人生のエッセイ J-Full
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共有と分かち合い
公的に集められた資金を「どのような方式によって分けるか」ということを、
システムで開発した。 不特定多数が自分の方法でそれぞれ営業をした時に集め
られる収益を、共有利益とし、これを公的な方式を決めて各自がその努力した
程度によって差別的に何の不満もないよう公式的な手続きによって分けること
をいう。ここで共有利益とは、「私の努力によらない不特定多数の努力によっ
て得られた世の中のすべての利益」をひっくるめていう。
一言で言えば、共有経済、エヌリ経済、ポイント経済、マイレージ経済、積立
金経済を持って、私もちょっと食べて、他人も色々な方式で収益を持っていこ
うということを決めることをいう。
オンラインであれオフラインであれ、すべての事業には利益があるものだが、
この利益は直接営業したり事業をして得る直接利益があり、もう一つは私が営
業していないにもかかわらず発生する他のすべての利益を公的利益と定義す
る。
世の中は一人で暮らす世の中ではない。
互いに助け合い、調和し合う世の中が望ましい世の中だ。
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