Page 84 - 権五石会長の人生のエッセイ J-Full
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私は山上祈祷会で「なぜ人々は必ず目を閉じて祈るのか?」という疑問が生じ、
「目を開けて祈ることはできないでしょうか?」と神様に質問を投げかけた。
応答される神様···
「私はなぜ祈る時、必ず目を閉じるのか ?」と疑問を捨てられなかった。
教会を借りて修練会をしたが、明け方に少し仮眠して教会に行った。
そこで、その日の牧師の説教の題名が見事に「目を開けて祈れる。」だった。
私はその時とても驚いた。神様が私の質問にすぐ答えてくれたのだ。
私は落ちつかなくて、興奮したまま青年部に行ってくると言って、一人で海辺
に飛び出した。
その日はとても風が激しく、波は山のようだった。
まるで私の心を見ているようだ。 海が私の心を読んでいるかのように···
私は高い亭子に登り、海いっぱいに咆哮する大波を見下ろした。
大自然のものすごい力を感じることができた。
人間がいくら優れていると叫んでも、それは単につまらないものに過ぎない。
あの凄まじい波の中に、いくら強い武人でも身を投げたらどうなるだろう?
そしてあのものすごい自然は果たして誰が作ったのだろうか?
「それはまさに神様だ!!!」
人間は誰もこの途方もない自然を作ることはできない。
ひとえに神だけが可能だ。
その時、私は神様が作った大自然の偉大さを目で直接見たし、
頭で知っていたことを胸で感じるようになった。
それはもう一つの火種が私の胸に植えられる瞬間だった。
それは聖霊の火花だった。
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