Page 90 - 権五石会長の人生のエッセイ J-Full

やったことがあるため、少しだけ想起させてくれるとすぐ思い出して、皆が異

常なくてきぱきとうまくやり遂げたが、ひたすら私だけがでたらめだった。

それもそのはず、運動のために教練の時間に一度も入ったことがなかった私は、

制式訓練をしたことが全くなかったから、到底彼らを真似することができな

かったのだ。
「お前、学校に通ってた時何してた？」と言いながら戦闘靴で蹴って、M16小

銃の銃床で背中を叩きつけるなど気合入れは続いた。私の学生時代を知らない

教官や助教から見ると、私は無邪気な顧問官にならざるを得なかった。

他の人は上手なのに、私だけできないから、私が高校の時、運動選手だったた

め習えなかったとは知らず、また知ろうともしなかった。 私の言うことは全く
聞かず、 言い訳もできないようにしながら気合入れだけをしていたのだ 。その

日以来、私の軍隊でのニックネームは「王顧問官」になってしまった。

そんなある日、中隊では小隊別サッカーの試合が開かれ、小隊員の中からサッ

カー選手を選ぶことになった。

「社会でサッカーをしたことがある人はいるか？」

私はこの時だと思って手をさっと上げた。
その瞬間、教官の顔は険悪に歪んだ。

「おい！顧問官！ お前は抜けろよ」

結局私は除外されて···
小隊別に11人の訓練兵が選抜され、サッカー試合が始まった。

結果は我が小隊が無残に負けてしまった。

我が小隊はひどく崩れてしまったのだ。
私たちはその結果、週末になると他の小隊が休憩を取っている時、

私たちだけが棒体操をしながら団体で気合入れをされた。

私の話を聞いて私を走らせくれたらこんな気合入れは受けなくてもいいのに···

「私の言うことは聞かず、言い訳もできないようにしながら気合入れをするこ
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とで一貫する。」「切ない…」

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