Page 98 - 権五石会長の人生のエッセイ J05
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故障した資本主義・創出社会の要旨
                資本主義は壊れたからといって、いくら討論会を開いてフォーラムを開いて何

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                ができない理由は、彼ら自身がウイルスだからだ。  国家と大企業が資本主義を
                駄目にしたとしながらも共有と分かち合いシステムを作って共に豊かに生きて
                いくことは考えず、自分たちの利益のためだけに第1次大戦、第2次大戦の戦争

                を行い、第3次大戦をすれば核戦争で全て全滅することになるため貿易戦争だ

                ネットワーク戦争だと言いながら経済戦争をしているのだ。  こうしているうち
                に資本主義は崩壊し、それに対する代案を出せずにいる。


                私たちは皆、彼らが言う「壊れた資本主義」についてよく知っていなければな
                らない。

                そしてどうすればこの「壊れた資本主義」を退けることができるのかも知らな
                ければならない。

                革新ではだめだ。  創造社会だけが、壊れた資本主義を改造できる。  世界が変わ
                り、各国が変わり、世界の各地域社会が変わり、企業や団体が変わり、家庭と

                個人が変わらなければならない。  そのように変わるためには変わるようなシス
                テムがなければならないが、それがまさに創出社会システムである数字ドメイ

                ンシステムであり、資源統合プラットフォームだ。

                壊れた資本主義には共有と分かち合いシステムがなく、創出社会には共有と分

                かち合いシステムがある。  壊れた資本主義は私だけが豊かに暮らせば良いこと
                であり、創出社会の共有と分かち合いシステムは他人が豊かに暮らし、共に私

                も豊かに暮らせるようにすることをいう。  それで壊れた資本主義と創出社会に

                対してもう少し深く調べる理由があるのだ。

                壊れた資本主義であれ、壊れていない資本主義であれ、結論によれば、すべて

                は消費に通じる。  アダム·スミス博士も「見えない手」が生産者と消費者の市場
                で商品価格を決めると話した。  その中でも中農主義や重商主義ではなく、労働

                力を最も重要視した。  アダム·スミスは労働を重要視し、見えない手が価格を決
                定すると言った。  権五石博士もまた、市場原理が生産者と消費者の市場での商

                品価格を決めると話した。  しかし権五石博士が言う最も重要な要素は金、銀、
                鉄を重要視する重商主義や、農業を重要視する中農主義ではないという点は同

                じだが、消費を最も重要視する「共有と分かち合い」を強調することに違いが
                ある。  すべての戦争は市場を確保するための戦争であり、市場を確保するため
     QR
                の戦争は誰もが経済戦争である。 21Cは経済戦争時代だ。


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