Page 13 - 権五石会長の人生のエッセイ J01
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大勢の人が集まっているが、その中で誰かが演説していたという。

         それでよく見たら孫がそこで雲の群れのような観衆を集めて何かを熱心に説明

         していたということだ。



         「ひゃあ~、こいつは尋常じゃないんだな」って。

         夢をみたり目覚めたりしながら、祖父は町内の大人たちや、母親の家族である
         叔母と親戚たちが集まる度にいつも言うことが孫である私の話だった。




         そうだったおじいさんに今もとても会いたい。

         祖父は力も非常に強い壯士だったと記憶される。
         晩年に中風で亡くなったが、亡くなるまでとても元気で長生きした。




         祖父の最後の夢は孫である私を元気で立派に育て、この国の未来のために貴重
         な働き手になることを願った。




                                             「今日の私」

                                      祖父の教えと聖書の言葉…



         毎日、私はご飯より祖父の言葉をたくさん食べた。

         精神的には「五星精神」と、姿勢的には「政経社文宗指養」として訓練され、
         武装された。




         ここに…また…牧師の説教時間「神様のお言葉」···
         ほとんどの子供たちがそうであるように幼い頃教会に行った理由は甘いキャン

         ディー、パン、お菓子、果物など… を食べに行くのだった。

         そのように食べるために教会に熱心に通った。



         そんな中、ある日…牧師の説教の時間に、

         「貧しく着れなく飢えた者を助けてくれれば、あなたが私に貸してくれるの

         だ」
         聖書の言葉を伝えるのに、その言葉が私の脳と全身を包み込み、一瞬私の体は
                                                                                                      QR
         麻痺していた。


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