Page 79 - 権五石会長の人生のエッセイ J01
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「そこに行ってみたい。 母方の祖父の家の大きな門とナツメの木も見たい。」

         その瞬間、また祈った。 もちろん目を開けて心で祈った。

         そして、また確信のようなものがあった。
         その人の作品を一度も見たこともないし、どんなものかは分からないけど、

         必ず見つけられると自信を示した。



         「神様は神様を試すなとおっしゃいましたが…

         神様を知るために試すのだから甘やかして許してください!」と

         心の中で祈り、彫刻作品が展示されている山を見回すと、

         あちらの山の角で変な光彩が輝いていた。。
         私はあそこにあるいくつかの彫刻の中で、その人の作品はまさにそれだと確信

         した。

         周辺の特定の地形地物を指し、横に何番目の後ろから何番目だ。
         このように指摘して私たちはそこに行ってみた。

         ところで、これはどういうことなのか。

         まさにその彫刻作品が彼女が言った作家の作品ではないか。

         彼女も私もその日の不思議な記憶を永遠に忘れることができないだろう。



         それだけではない。 その日そこにいるのに本当に変な気がした。

         なぜかもう一度だけ何かを試してみたかった。
         それで私はまた祈った。

         「神様、恥知らずですが、もう一度見せてください。

         1回、2回は偶然でもあり得ますが、3回は偶然ではあり得ないでしょうから。
         神様、もう一度だけ見せてください。」

         「私たちのことわざに、  ちょうど三度という単語もあるように」と言っている

         のに隣でキジ一匹が「パタパタ」と草むらを離れ、他の茂みに向かって飛んで
         いくのだ。

         その瞬間、「神様、  あなたが生きているなら、あのキジを私が素手で掴ませて

         ください。」と言って、彼女にその場に時間がかかっても私が帰ってくるまで

         そのままでいなさいと言い、私は逃げたキジに向かって走っていった。

                                                                                                      QR
         キジの体力がもっといいのか! 私の体力がもっといいのか! 試したかったし、


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