Page 85 - 権五石会長の人生のエッセイ J01
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仁川専門学校時代




         話はまたさかのぼる。

         私は高校を卒業して仁川専門学校に軟式庭球選手としてスカウトされて仁川に

         行くことになった。
         母は私が大学に行くと喜んでいたし、田舎ではただ良いことのようだと言った。

         母は誰に会っても私の自慢をし···

         私はそんな母をがっかりさせたくなかった。
         私は仁川専門学校に夢を抱いて授業を受けに行ったが···

         しかし、私が考えていたような大学の概念ではなかった。

         やめようと思ったらがっかりする母の胸を痛めるだろうし···
         だからといって通うのは私の気に入らないし···

         そこに······

         学費は学校で金賞奨学生に選んで免除してくれるとしても生活費が問題だった。












































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