Page 97 - 権五石会長の人生のエッセイ J01
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私はその子に好きだという一言も言わなかったし…
しかも愛を交わした仲でもないからだ。
除隊をある程度後に控えていたある日…
ジェブンの妹のジェウンが面会に来た。
ジェブンに面会しに来たが、数日間、外部に訓練に行っておらず、私にでも
会って帰るつもりで、面会を要請してきたのだ。
私がジェウンを知ったのは同じ部隊にいたジェブンと休暇に出た時ジェブンの
家に一緒に行って偶然ジェウンを知った。
ジェブンのお父さんとお母さんも私に良い印象を持っていたようだった。
そうするうちに自然にジェウンに会うことになり、兄の代わりに私にでも会っ
て帰るというジェウンと面会室で会って外泊を許可されて出かけることになっ
たのだった。
その日、私は生まれて初めて、外間の女性と一緒に同じ部屋で寝ることになっ
た。夜が更けても眠れなかっただけでなく、どんな話を互いに交わせばいいい
のかもよく分からなかった。
こんな話あんな話で夜遅くまで話を交わして…
結局、私は部屋の片隅でしゃがんで寝て、ジェウンは布団をかけて寝た。
うっかり寝た時、片隅でしゃがんで寝ている私にジェウンは布団をかけてくれ
た...そうして朝になった。
私たちは何事もなく夜更かしして、また朝起きてそのまま別れた。
そのことがおそらくジェウンにはかなり強い印象を与えたようだ。
そのことがあってから、ジェウンは私にずっと懐いた。
最後の休暇の時、私はジェウンの家を訪ねて一晩寝ることになった。
ジェウンの両親が私のために喜んで部屋を一つ譲ってくれて…
朝起きたジェウン が
「お兄さんは早く寝たみたい。 部屋のドアを叩いても気づかずに寝ていた QR
よ。」と話した。その後、私は除隊し、ジェウンに会って率直に話した。
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