Page 195 - 権五石会長の人生のエッセイ J01
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共有




         「権五石の手に取れる第3の経済」で、共有と分かち合いという経済原理は資本

         主義と共産主義という既存の二分的な市場理念とはその概念が根本的に違う。

         権五石が言う「共有」の意味は私が稼いで使ったり着たり食べたりするのでは
         なく、私以外の他の人々の努力により、その結果として得られる収益を共にす

         ることが共有だ。

         私は自分の人生を通じてこの世には考えもしなかった規模の途方もない大きさ
         の共有経済というものが存在していることを発見し、これが元にって「権五石

         の手に取れる第3の経済」という著書を発表する契機になった。




































         韓国は、日本統治下36年間の苦難と韓国戦争によって、国民の情緒的な安定感

         は得られなかった。
         そのため、皆が自分、自分の家族のこのような性向が強く、学縁、地縁、血縁

         という関係性が非常に重要に扱われたのが事実だ。

         しかし、今後21Cにはそうしてはならない。  私の努力だけで世の中を生きるの
         はとても大変だ。

         私は私の役割をし、あなたはあなたの役割をしながら、一緒にこうやってああ

         やって利益を得ようとすることが重要だ。  一緒に努力して得られるすべてのこ
                                                                                                      QR
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