Page 369 - 権五石会長の人生のエッセイ J01
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永登浦に行くとか鐘路に行くとか釜山に行くんだとか、、、なぜ行くのか、ど

         うやって行くのか分からないまま行くだけだから、喧嘩しかすることがない。

         だから政治というのは目的を明確にすることだ。
         なぜ政治をするのか、政治は何をすべきか、政治はどうすべきか、明確に規定

         し、それをさせること、、、

         それは政治家が果たすべき役割であり、政治家は架け橋の役割を果たさなけれ
         ばならない。

         自分がすべてを引っ張っていくのではなく

         政治は、政治をする人がいることを知らないようにしなければならない。

         自分が専門性がなければ専門家にやらせてくれるこのような役割をしてくれる
         役割者としてだけいるのだ。自分が音楽も知らないくせに音楽の演奏をしてし

         まい、自分が企業も知らないくせに企業を治め、また文化も知らないくせに前

         に出て左右するのではなく



         政治はそれぞれの色がその仕事をするようにしてくれる。

         すなわち、周辺の環境を作ってくれるのだ。

         直接走るのではなく、直接する人々ができるように環境を整えることが、これ
         が政治の役目だ。




         そのため、最も幸せな国は大統領がいることを知らず、国会議員がいることを
         知らず、政治家がいることを知らずに生きていく社会が最も幸せな社会だ。

         彼らは自分を表すよりは、その母体となる集団のために自分を犠牲にするから

         彼らを見ることができず、彼らは多くの多数の人々を幸せにするために、特定
         の人々を中心に幸せにするのではなく、多数の人々が幸せになる道を進むよう

         支援し、補助することが政治の役目だ。



         このようなことを教える養成所が必要だと私は考え、政治指導者の養成所が必

         要だということを私は作ることになった。

         「世界で最も政治が上手なところは先進国がどこか?」を見つけ出し、彼らを学

         ぶ必要がある。それは模倣だ。
         彼らがどのように上手なのかを見てよく真似すれば、模倣も良い師匠になるの
                                                                                                      QR
         だ。


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