Page 119 - 権五石会長の人生のエッセイ J01
P. 119

難しい出来事




         私は今度大切なものを手に入れた。

         自由の大切さ、それはまさに時間の大切さだった。

         「今日私が無意味に過ごした一日は昨日死んでいった人々があんなに生きた
         かった今日だ。」ということを知って···時間の大切さを改めて実感した。




         私は今度帰ったら自由な時間を大切に使うつもりだ。
         人々はしばしば本当に困難な局面に直面することになるだろう。

         「黒だ、白だ」

         このように何かがはっきりしていればいいのに、これでも損、あれでも損の場
         合... 勝っても損、負けても損の場合が... 時々私たちの社会にはある。

         私もそのような経験をした。



         私が阪神アパートのテニスコートを運営していた時だった。

         ある人が私をとても憎んだ。

         そしてその人が私を押しのけて阪神アパートのテニスコートを取ろうと、あり

         もしない悪い噂をあっちこっち流して本当に辛かった。



         彼はまた社交性が高くて、かなり多くの人を自分の味方にしていた。

         120人のうち80人程度が私の味方なら、残りの40人程度は彼の味方として抱き

         込んでいた。 私が戦って勝てば彼らが去るだろうし…
         そうすれば40人という顧客を失うことになる。

         もちろん投票すれば私が勝つが、勝っても損だった。

         私は銭湯で水風呂と温湯を交互にしながら悩みを続けた。
         勝負手を投げることで結論を下した。

         その人一人だけ間引きしようと…

         他の人を離れないようにする方法はたった一つしかなかった。
         私の味方を連れて行けばあちらでは団結するだろう···

         そうすると対峙局面になって、事件の本質を見ることができない。  そこで得た

         答えは「人格」でぶつかることにした。  そして彼の野卑さを相手の人々に知ら
                                                                                                      QR
         せて、そこで私が勝てば、彼は居場所がなくなる。


                                                     119
   114   115   116   117   118   119   120   121   122   123   124