Page 120 - 権五石会長の人生のエッセイ J01
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それで私は良心に訴えることにした。
その日、事態が騒々しくなったため、管理事務所からテニス同好会が集まって
新しい管理人を決めることにした。
私はわざと親しい人たちを一人も出ないようにした。 そして投票に臨んだ。
たった一人だけ事前に計画を練って行った。
すると120人余りのうち40人余りしか来なかった。
当然、相手のコーチはとても喜んでいた。
もう勝つのは時間の問題で、皆自分の味方だから、当然嬉しくなるしか…
それで"じゃあ早く投票しましょう!"って言うんだけど…
私と事前に話し合った人が一言言った。
「今日はテニスコートを管理してくれる人を選ぶ日なので、お二人の話を聞い
てから決めましょう。」みんないいと言った。
彼が先に言った。「一生懸命管理します。」と、
彼の発言が終わり、私が話す時間がきた。
私はこの一戦にすべてをかけなければならなかった。私は立ち上がって率直に
言った。
「会員の皆さん、今日私の電話を受けてきた方いますか?」もちろん誰もいな
かった。
みんなあっちの方だから、相手の電話だけを受けて来たのだ…
手を挙げてみろと言った。 誰もいなかった。
「それでは投票すれば絶対私が負けるでしょう?」と言ったら戸惑った。
それで率直に私が悩んだことを話した。
「私の味方を呼んで投票に勝てば皆さんを失うことになり、負けたらテニス
コートの管理権を失うことになり、悩んだ末にそのまま出てきた」と。
「いつもテニス場でお互いに顔を見なければならない人同士、このような関係
のためにお互いに顔をしかめながら運動してはいけないと思った。 今日一人で
出てきて、その間この人は私をあれこれと苦しめた。 皆さんもいろいろお話を
聞いたはずだ。 みんな表情を見ると、みんなが彼からそう言われて団結してい
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るようですね。」
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