Page 124 - 権五石会長の人生のエッセイ J01
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     生について
               私は人生についてしばしば考えてみる。
               生とは
               肉体と精神?
               肉体は何?
               また精神は何か?
               人体の構造?
               生理学的に言えば206個の骨と650個余りの長短の筋肉、そして数多くの神経で
               構成されており、脳と様々な臓器で構成されている。
               それが全部なのか???
               「揺りかごから墓場まで(from the cradle to the grave)」
               それが全部なのか?
               私は違うと思う。
               肉体はどうせ土から来て土に戻る。
               神様が初に土で人を作り、その土に生気を吹き込んで永生を与えたと言った。
               「ギリシャの哲学の完成者」と呼ばれるプラティノス(Plotinus)の流出説。
               「Emanation:宇宙のすべての存在と生命が宇宙の本質から流れ出る。」という
               言葉から見れば、魂(soul)、心(mind)には罪がなく、ひたすら物質(materials)の
               世界にだけ罪が存在するという。
               ここで… 「魂は何で?心とはまた何だというのか?」
               私はこんな質問に質問を続けることになった。
               フランスの哲学者のデカルト(Descartes)の
               「我思う、ゆえに我あり。」という言葉が浮かんだ。
               この言葉は考えなければ存在しないという意味にもなり、
               考えながら生きることが存在の価値とも言えるし、違うかもしれないし。
               「知識は力なり(knowledge is power)」または「知らぬが仏」
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