Page 58 - 権五石会長の人生のエッセイ J01
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もちろん学校にも行かなかった。
母もこれ以上学校に行くように言わなかった。
そのように数日が経つと、パク·ソンフン体育先生が私を訪ねてきた。
「オソク君、ドア開けて、 先生だ。」「嫌です。」しばらくいざこざをした。
結局、外に立っている先生のことを考えて、ドアを本当は開けたくなかったが
開けた。先生は私が半分ほど開けた時、素早く入ってきた。
「私は既成世代だが、君に申し訳なくて言うことがない。 しかし、オソク君、
とりあえず学校に出よう。 君は私が一番大事にしている私の弟子だよ。 明らか
に君は…」
先生はどんな言葉でも慰めにならないことを知っていた。
結局最後まで話を続けられなかった。
私も私だが先生に逆らうことができなかった。
それで一応先生についてかばんを持って学校に向かった。
しかし、その時はすでに心に傷を負った後だったから、
運動したくなかった。
一人の少年の夢は大人の欲でそのように踏みにじられたのだ。
「ああ··· 世間はどこまで私を苦しめるのかな??」
「胸が苦しい」
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軟式庭球の仲間選手と
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