Page 312 - 権五石会長の人生のエッセイ J-Full
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自分たちが投資したお金を持っていくためには売上が多く起きなければなら

            ず、その売上が多く起きるためには、自分の協力会社で引き続き物を売らな

            ければならないが、そのためにはその業者の物を買うのが当然なのだ。
            こうした時、忠誠度が高くならざるを得ない。




            また、「国で中小企業を支援するのは国の責務だ。」と述べた。  当然のこと
            だ。中小企業がうまくいってこそ、大企業もうまくいくのだ。中小企業がう

            まくいってこそ、国が生き残ることができる。大部分の中小企業は周辺の

            人々の資本を集めて作った工場だ。そのため、中小企業一つが不渡りになれ
            ば、連鎖的に多くの人が不渡りになるのだ。

            したがって、国はこの中小企業を保護する政策を展開せざるを得ないのであ

            り、それはあまりにも当然のことだ。  それで、このような方式で私はこの生
            産者を助ける、そして消費者をお得にさせるシステムを生産性消費者と話し、

            彼らを忠誠度100%と見た。

            彼らは命をかけて行う事業であるため、協力せざるを得ない。

            生産性消費者は生産者でありながら、その中に所属員は皆消費者という意味
            だ。そして、この消費者が関与し、消費者が投資し、消費者がこのような姿

            を作り出すべきだと私は考えた。



            次は販売性消費者。

            物を売る人も消費者だということだ。

            販売員の会社を作れば、そこにまた職員がたくさんいる。

            生産者ほど命をかけて投資をするのではなく、熱心に売って利益を得ること
            なので忠誠度を約50%程度と見た。




            なぜ?私が投資して命をかけてする業者なら、取引先がうまくいってこそ私
            もうまくいくから忠誠度が100%になるだろうが、、、

            私が投資を少なくし、どうしても忠誠度が半分に落ちる。

            また、物をたくさん売って利益を得る人の忠誠度は高いだろうが、
            逆に物も売れないし、収益がないのには忠誠度が当然低くなるだろう。

            それで普遍的に物を売って利益を得る人々、販売性消費者の忠誠度は50%と
                                                                                                      QR
            見たのだ。


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